指導の原点

 

西成高校バスケットボール部

 


 

 

指導者をしてかれこれ

20年近くなります

最近知り合った方々は

知らないと思いますが

 

指導の始まりは

今宮工業定時制の外部コーチ

西成高校外部コーチ

この辺りからです。

 

一般の指導者の方々が

遭遇するはずのない

ハプニングだらけのチーム

 

そのハプニングが

私を育ててくれました。

 

どこへ練習試合の連絡を入れても

「西成高校、、、またの機会に」

なんて扱いで試合もしてくれない。

 

会場で物が無くなれば

「お前ら盗んだやろ、西成やしな。」

こんなことを

平気で言われたもんです。

 

そんなメンバー達がある日

私が練習試合先に早めに着くと

すでに学校前に⁉️

「えらい早いな??

    どないしたんや?」

そう聞くと

 

「少し遅れたりしただけで

あいつら西成やからあかんねん。

  って言われるから

   言われたくないので

      早く来ました。」

 

早くって言っても

13時集合なのに

10時に集合して付近で

お弁当食べてから

集まったらしいです。

さすがにやり過ぎなので

ゆっくりと

来るように指導しました。

 

試合をしても少し小競り合いになると

「やっぱり西成高校は危ない」

何回言われたか(笑)

 

そんな彼らが学校創立30年で

初めて中央大会に出たとき

こんな感動

後にも先にもないかも

そう思わせてくれたことも

懐かしい

その時の主将・都築

163cmでインサイド守ってましたね(笑)

 

 

 

今でもmix plusにまで来てくれてる

可愛い息子を連れて。

 

夜中の2時に

「どうやったら1歩が早くなりますか?」

とか変な質問してくる

熱い生徒もいました。

 

卒業式に記念品を渡したら

実はまだ1年なんですと

カミングアウトしてきた

可愛い生徒もいました。爆笑🤣

 

とにかく全てが濃いかった

西成高校

なぜか教育実習も母校でもないのに

西成高校にもいきました。

創立してはじめての

教育実習生と言われた衝撃も

忘れられません。

 

 

そんな未知な経験をさせてくれた

メンバーの一人の晴れ舞台に

乾杯の挨拶をさせてもらえる

 

嬉しい

なんたって言われたのが

1週間前というのは

内緒にしとくわな。(笑)

 

新郎のぶっちー。

可愛いエピソード

 

新人戦だったかな。

前日に私へ、、、

ぶっちー

「明日はスタメンで出してくれませんか?」

上田

「なんで?」

ぶっちー

「明日は親が見にくるので」

上田

「オッケースタメンでいこ👍」

 

ノリ軽‼️😂

 

そもそも私の指導スタイルが

全員を試合に出すこと

そして上手くなった選手を

控えから出すなど工夫をしてました。

 

ぶっちーは信頼あるシューターだったので

ピンチを救いにいつも登場。

 

ということでスタメンにしても

問題なかったので

いざスタメンで

 

チームメイトもぶっちーに

パスを回す回す。

160cm.80kgの

小さな置き物はコーナーからの

シュートと胡散臭い接触で

大量のファールをもらい

フリースローで着実に点数を重ね

30点

 

30点取れた瞬間に

交代

ベンチから

「お疲れさん。」

お前らバスケの試合のかける

声ちゃうやろ。

そう突っ込んだことも忘れられない。

 

色んな酷いことを言われたり

起きたことに関して

何も誰も恨んだらしていませんが

彼らの反骨精神は本物でした。

 

この時期に

新撰組バスケットボールチームが

誕生して

もう20年

西成高校中央大会進出と同時に

新撰組も3X3の全国制覇❗️

 

まさしく無名の下克上

 

その生徒達から学んだことが

今の日本代表チーム指導にも

活きています。

 

エリートでない人間が

諦めず戦えば

必ず感動をうむ

 

強いチームをつくること

勝つこと

これだけが指導でない

そう本気で思わせてくれた。

感謝しかない。

 

 

 

この笑顔をいつまでも大切に✨

最高やな。

また会える機会を楽しみにしてる^ ^

 

合宿での秘話もまた、、、

 

 

 

教え子の皆さんと

中々会う機会がありませんが

間接的に色んな話を聞いています。

 

また気軽に連絡ください^ ^

 

 

 

 

Follow me!

コメントを残す

前の記事

岬町とのご縁

次の記事

よっさんの日